どうも!八郎です!!
心臓の負担を減らすために給水制限を敷かれた八郎。
1日に飲んでよい水の量は250㏄。。。
検査前から約半日近く水分を補給できておらず、
くちびるはひび割れ
のどはカラカラの状態に。
点滴からの水分で理論上必要な水分は賄えている計算ですが。
熱発で体温が非常に高く
のどの渇きに拍車をかけています。
体温の上昇を抑えるべく
ナースコールで助けを求めた結果。
看護士が持ってきたのはなんと氷枕!
しかもアイスノンのような氷嚢タイプではなく、
昔ながらの、氷を枕に入れて
ワニ口クリップで止める「レトロタイプ」!
これを見て、八郎、悪だくみを考え付きます。
それでは、続きをどうぞ!
解熱
看護士「これで、様子を見てみてくださいー」
看護士が持ってきた氷枕をセットすると、ベッドから離れていきます。
頭には、ぬるすぎず、冷たすぎず。
絶妙の冷え加減の氷枕が、
39度近い八郎の頭に心地よさを運んでくれます。
この気持ちよさを、八郎は一生忘れません。
八郎「たしか、首筋(リンパ)に冷たいものを当てると、体温を冷やすことが出来る、みたいな記事を読んだような。。。」
ある程度、頭や頬に氷枕を当ててて、冷たさを堪能したので。
本格的に身体全体を冷やすことに注力します。
今のこの寝たきり同然の体制で、
効率よく全身を冷やす方法で思いついたのは、
首筋に氷枕を当てる
これしか思いつきませんでした。
少し身をよじりながら
身体をベッドの下の方にずらし。
首に氷枕が当たるように調整します。
。。。微妙な位置の様な感じがします。
リンパには当たっていないかもしれません。
それでも、しないよりはまし。
そう考えて
まずは必死で解熱のために試行錯誤が続きます。
氷解の前に…
30分ほどでしょうか?
解熱への努力を続けた八郎。
幾らか身体の火照りも落ち着いたような気がします。
プラシーボ効果かもしれませんが、
病は気から、です。
思い込むことも大事ですよね。
本来の所ならば、
この氷枕にある氷を利用して
解熱効果を期待するのが、
氷枕の「正しい使い方」だと思います。
しかし、今回に限っては。
もうひとつ、やらなければならないことがあります。
これからやる事は
「正しい氷枕の使い方」
ではありません。
それは何か?
賢明な読者さまはお気づきかと思いますが。
そう
のどの渇きを癒す
給水
です。
氷枕の氷を口に含んでしまおう!
という壮大なプロジェクト!!
これなら解熱効果も期待でき、まさに一石二鳥です。
本当にレトロな氷枕を持ってきてくれた看護士に深謝です。
厄介な点滴
しかし、この氷枕から氷を取り出す作業。
普通であれば至極簡単な作業なんですが。
八郎にとっては非常にハードルの高い作業です。
何故なら、点滴を受けており、左手が自由に使えません。
というか、左手は直接使えないでしょう。
点滴を受けたことがある方はご存知かと思いますが、
例えば、左手のひじの裏側の付け根
この部分に、点滴が刺さっているんですが。
下手に腕の体勢を変えると、
点滴を指している所からから血が逆流する、
という結構ホラーな現象が起こります。
よって作業は慎重に行わないといけません。
恐らく左手は直接は使えないでしょう。
ともすると、身体をよじりつつの、
右手1本でなしえないといけない作業。
なかなかにハードルは高いです。
だがしかし!
もう喉の渇きはとうに限界を越えています。
乾燥に乾燥をした挙句、
のどの粘膜がカラカラになり
ふとしたことでのどの粘膜同士が
くっついてむせそうになります。
(↑この表現伝わるかなあ。。。)
もう唾を出そうと思っても満足に出ない状況です。
やるしかない。
そう決心し
頭を少し浮かせて、氷枕を右手で右の方にずらし始めます。
※ここからは、皆さんもあお向けになった状態で、右手1本で
どうやって氷を取ろうとしたのか、想像してもらえると、
状況がリアルに伝わるかと思います(笑)
(次回へ続く)
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