どうも!八郎です!!
いきなりの両親&彼女の来訪(面会)にビビる八郎。
しかも食品工場の作業員の様な格好に2重にビビりましたが。
それでも、面会があった瞬間は
のどの渇きの意識も薄れました。
しかし面会が終わると
のどの渇きに意識がクローズアップされます。
まだ、消灯にもならない時刻は夜の8時。
ここから人生で
いちばん長い夜が始まろうとしています。
本当ならば、生きながらえるかどうか。
生命をかけた戦いの夜になるはずですが。。。
それでは、続きをどうぞ!
元の木阿弥
![](https://i1.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2019/10/a35fb4eef258d9e131418451cd844782.png?resize=595%2C394&ssl=1)
深刻そうな両親と、彼女の面持ちとは対照的に。
まるで、食品工場にいる作業員の様ないで立ち。。。
そのシュールさに心も和み。
のどの渇きも一瞬忘れていました。
しかし、なぜ、
あれほどまでに深刻そうな顔をしていたのか——–
そんな疑問が一瞬、頭をよぎりますが。
面会が終わり、周囲の医療機器の音以外の、
静寂が当りを支配すると。
そんな疑問は吹っ飛び、
またものどの渇きが死活問題としてやってきます。
あまりの乾き具合に。
咽頭の皮の前後がひっついてしまい。
食堂が閉鎖されてしまいそうな感覚になってきます。
八郎「。。。このままでは、心臓に負担云々以前にのどが渇いて死ぬ。。。」
主治医や看護士は、「必要な水分は点滴から確保できている」
と、説明してくれていましたが。
では、なぜくちびるは日照り続きの田んぼのように干からび。
のどは閉塞してしまいそうなくらいの渇きを覚えるのでしょうか?
発熱
![](https://i0.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/07/weenail-2oegF67ikOM-unsplash.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
その理由は恐らく。。。
「微熱」
なんだと思います。
病院にかかろうとした最大の理由は
原因不明の微熱でした。
しかし、今、この時。
微熱ではなく、盛大に熱があるように感じます。
とにかく、身体が変な火照り方をし。
顔がとにかく熱い。
ひょっとしたら。
今、まさに心臓に対して施している治療が。
体温を更に上げているのかもしれません。
いずれにしろ。
のどの渇きを抑えることもさることながら。
この熱発による体温の上昇を。
何とかして抑えることを考えないといけません。
消灯
![](https://i1.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/07/subhojit-mukherjee-2xheL9q04fQ-unsplash.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
そうこうしている内に。
時間は夜の9時を経過。
院内は消灯の時間となります。
しかし、完全な消灯ではなく。
薄暗くなった程度で、
読書をしようと思えば出来る程度の照度です。
この微妙な照度も、何だか気持ち悪く。
意識は、まずまずのどの渇きと熱発に向いていきます。
八郎「これはまずい。。。本当にミイラになる。。。」
刻一刻と、体内の水分が奪われていくような錯覚にとらわれます。
熱のせいなのか。
それとも、
のどの渇きのせいなのか。。。
意識が朦朧としてきました。
しかし、眠さ系での朦朧なら。
その場で眠る事が出来て万々歳なんですが。
この朦朧具合は、今までに感じた事の無い朦朧さです。
なにか、命の危機すら感じるような朦朧加減です。。。
ナースコール
![](https://i2.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/07/1677435_m.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
結局、管に繋がれ、HCUのベッド上に転がるトドに。
何か具体的に出来ることがある訳でもなく。
安易な解決法「ナースコール」を選択することに。
しかし
八郎「のどが渇いたんで、水を下さい」
なーんて頼んだところで。
看護士「水は1日250mlまでです!」
とけんもほろろに言われて終わってしまうので。
何かをひねらないといけません。
そこで、朦朧と意識した中で閃いたのは。
「発熱できついから、熱を下げて下さい」
と訴えたら、看護士が錠剤と水を持ってやってきてくれるかもしれない!
と期待してしまいました。。。
今考えても、それなら点滴に解熱剤ぶち込めば終わりよねー
と思う、浅はかな思考ですが。
朦朧しているその時は、
それがベストな選択だと信じて疑いませんでした。
コールを押して暫くすると。
自分の病床に忍び寄る気配が。。。
看護士「どうされましたー?」
(次回へ続く)
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