どうも!八郎です!!(@eightblog_hachi)
嫁の入院から約2週間が経過した週末。
八郎家(=長女・次女・三女・八郎)で
嫁の見舞いに大学病院を訪れます。
そこには、疲れ切った嫁の姿が。
当然、術後の痛みなどでゆっくり眠れないという
現象も起きてはいるんですが。
どうやらゆっくり眠れないのは
手術のせいではなく、
同部屋の患者の嫌がらせ
が大きな理由、と言うのが前々回の話。
そして、色々な意味で想像をはるかに超越する
嫌がらせの内容が前回のお話でした。
さて、こんなひどい仕打ちを受けている嫁を
救い出す方法を考えないといけません。
それでは、続きをどうぞ!!
Contents
看護士に訴えよう!
![](https://i0.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/12/3361097_m.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
そんな、女子高のような激しい嫌がらせを受けている嫁。
それは顔に疲労感が出るのも致し方ありません。
長女「それは酷い!」
次女「母上、それ看護士に言ったがよくない?」
三女「言った方が良いよ!」
三姉妹が憤るのも当然。
なかなかに酷い仕打ちです。
看護士に訴えるのも当然の策です。
しかし、嫁は力なく言います。
嫁「いやいや、いいよ。。。」
次女「ええっ何で?」
嫁「多分、看護士に注意してもらっても、見えない所での嫌がらせが酷くなると思うから」
嫁「根本の解決にはつながらないと思う」
長女「用事は私に言わないで、ナースコールにお願いします、って言ったら?」
嫁「たぶん、用事は何でもよくて、私に何かさせたいんだと思う」
長女「何言われても聞かなきゃいいよ」
嫁「でも。。。いきなりカーテン開けてくるんだよ。。。」
嫁「たぶん、言うだけ刺激を与えそうだから」
嫁「後退院まで2週間くらいだし、我慢するよ。。。」
三女「そんな。。。」
嫁は相当参っているようです。
看護士にチクっても、相応の仕返しが来るのを恐れています。
まさに、学校のいじめと同じ様相です。
そんな話をしていると、嫁の表情が1点を見つめて凍り付いているのに気が付きます。
旋回する車椅子
![](https://i0.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/12/1847126_m.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
嫁が凝視するその先をみんなで見つめます。
その先には。。。
色が抜けたような髪の毛を振り乱して
車椅子をこぐ女性の姿が。
我々は、面会に来た人が入院した人と会う時に使う
「デイルーム」と言う所にいたんですが
そのデイルームの外周をゆっくりと車椅子で通行するその女性。
視線は我々家族をから1ミリ足りとも離しません。
家族全員が察しました。
この女性が、AかBのどちらか。
恐らくAに違いありません。
その女性は我々の机に近づくとこう言ってのけます。
A「あら、嫁さん、ご家族?」
嫁「。。。はい」
A「いいわねぇ、羨ましいわあ」
嫁「。。。」
長女「(# ゚Д゚)」
次女「(# ゚Д゚)」
三女「(# ゚Д゚)」
八郎「(# ゚Д゚)」
嫁はこわばった口調で「はい」と言うのが精一杯です。
この女。。。
嫁が病室にいないから、様子を見に来たな。
マジでヤバいぞ。。。
私自身も嫌な予感しかしません。
遺伝子レベルで嫌悪感を感じます。
これは完全に嫁はこの女にロックオンされています。
Aが様子を見に来た先には
我々家族が見舞いに来たシーンを見せつけてしまいました。
これは、更にいじめが加速する可能性があります。
可及的速やかに対策を講じる必要があります。
固辞する嫁
![](https://i0.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/12/4136557_m.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
長女「部屋を変えてもらおう」
長女が現実的な提案をします。
それが1番いい方法だと思います。
何せここは大学病院。
かなりの数の病床を抱えています。
現状空床はほぼありませんが
患者の入れ替わりも激しいので
待てば必ず部屋を替われるタイミングは訪れるはずです。
嫁「いや、いいよ。。。多分、部屋探し出されて、嫌がらせを受けると思う」
長女「でも、同じ部屋にはいないから、ジュース買ってこいとか」
長女「カーテンいきなり開けられたりとかは無くなると思うよ」
嫁「いや、多分嫌がらせの度合いが増すし」
嫁「何よりもう退院まで2週間だから我慢するよ」
次女「そんな。。。」
三女「2週間は長いよ~」
嫁「。。。」
嫁は完全にいじめられっ子の心境です。
上の人に頼ると、更に酷い報復が来るのでは、
と恐れています。
取り敢えず嫁に看護士への上申や
部屋を替わる事を提案しても、
力なく拒否するだけです。
そうこうしている内に、
長女は帰らないといけない時間が近づきます。
コロナ禍の中のお見舞い。
長居は禁物です。
長女「また来るね!」
次女「早く買ってきてね!」
三女「みんなで待ってるよ!」
嫁「。。。うん。。。」
八郎「。。。」
嫁は10階のエレベーターまで見送りに来てくれました。
最後の最後、扉が閉まるまで手を振ってくれた嫁。
しかし、その目はどこか虚ろ。
力が無いのは誰の目から見ても明らかです。
エレベーター「ガコン(扉が閉じる音)ウイイイーン」
長女「」
次女「」
三女「」
八郎「」
下に引っ張られる重力を四人は感じながら、
何ともいない空気、気持ちを引きずりつつ
エレベーターは静かに1階を目指すのであります。
(次回へ続く)
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