親不孝な息子-不摂生がもとで死にかけた話(10)―

どうも!八郎です!!

                  

救急車に乗せられて、搬送中の八郎。
どうやら身体の状態は想像以上に思わしくないようです。
彼女に、救急車の中から電話で今の状況と緊急連絡先になってほしい、
とお願いをして電話を切ります。
しかし、親への連絡をためらいます。

           

心配をさせたくない

        

そんな高尚な理由ではありません。
ただただ、かっちょわるい自分を見せたくないだけです。
しかし、それは人としてどうなんでしょうか?

それでは、続きをどうぞ!!   

海外旅行に行くなら電話しろ!!

実はつい最近、実家に電話した時にオフクロにやかましく怒りました。
それは、両親が海外旅行に行った時の事です。

         

もちろん、もう八郎を含め子供たちは育て上げ、悠々自適の日々です。
海外旅行に行って楽しんでもらうこと自体はとても良いことだと思いますし。
何より、八郎がどうこう言えることでもありません。

            

ただ、行くならひと言「○○行ってくるよ」、
帰ってきたら「帰ってきたよ」と電話だけはしてくれ、と伝えました。

             

治安の良い国なら良いんですが、
聞くと、ほほう、そこ行く?
的なマニアックな国だったりしたので。
もし行ったまま帰ってこなかったりしたら、心配するだろうから。
どこ行ってもいいから、1本電話だけは入れてくれ。

          

とお願いした経緯があります。
そんなエラソーな事をキャンキャン親に言ったくせに。

            

自分が入院する事実は、親に告げなくて良いのでしょうか?
かなりカッコ悪いし、間違いなく親が死ぬまで俺は馬鹿にされるでしょう。
下手したら、親が死ぬ間際までバカにしてくるかもしれません(笑)

           

別に自分はプライドとかは全くありませんが。
それでも、親に馬鹿にされるのはシャクです。

          

しかし、だからって言わないのは。。。
やはり人としてクソだな、と思います。

      

仕方ない、電話するか。

          

腹を括って、親に電話することにします。   

親不孝な息子

親父は電話に出ない可能性が高いので、お袋に電話します。

           

携帯「プルルルル。。。」ピーポーピーポー

お袋「ガチャッ、あら、こんな昼間から珍しいわね」

八郎「そうなんよ、珍しいなりの緊急な理由があってさ」ピーポーピーポー

お袋「。。。なんかエライ回りが騒がしいわね」

八郎「まあね、救急車に乗ってるからね」ピーポーピーポー

お袋「あら、誰か怪我したの。。。あなた、まさか誰か怪我させたんじゃないでしょうね!!」

    

もう彼女といいお袋といい、俺の扱いが雑すぎて困ります(笑)

     

八郎「あ、いや、俺が。。。」ピーポーピーポー

お袋「なんね、八郎が怪我したんね。事故?階段から落ちた?」

八郎「まあ、事故って言うか。。。精密検査?みたいな」ピーポーピーポー

お袋「は?あなた、どっか悪いの?」

八郎「それをこれから検査してもらって感じかな。。。」ピーポーピーポー

お袋「救急車に乗るって、あなたそんなに悪いの?」

八郎「(心臓のくだりは。。。言わないほうがいいか)まあ、検査入院だから、また詳しいことが分かったら電話するわ」ピーポーピーポー

お袋「入院って。。。どこに入院するの?」

八郎「A市のZ病院ってとこ」ピーポーピーポー

お袋「。。。あなた、ひょっとして。。。心臓が悪いの?」

八郎「あっ、いやー。。。(ドキッ、なんでこの人知ってるの???)」ピーポーピーポー

お袋「Z病院って、心臓外科で有名な病院なんよ。まだあなたのような年齢の人がかかる病院じゃないわよ」

八郎「ま、まあ、検査入院だからさ。また詳しいことが分かったら電話するからさっ」ピーポーピーポー

お袋「ちょっ、ちょっと待ちなさい!あn」

八郎「また分かったら電話するーガチャッ」ピーポーピーポー

ホント親不孝な息子です。   

医師に囲まれて

そんなやり取りをしている内に、救急車の車速がぐっと落ちます。
サイレンの音も止みます。
どうやらZ病院についたようです。
救急車のストレッチャーからZ病院のストレッチャーに移されて、とある1室に移されます。

    

看護士「急患入りまーす」

     

そこには4名の医師が、モニターを見ながら険しい顔をしていました。
八郎が来ると、ひとりの医者が八郎の所に来ます。

    

主治医「八郎さん、きつくないですか?息苦しくないですか?」

八郎「は、はあ、大丈夫です」

     

みんな初対面の人たちはそういう声かけをしてきます。
そんなにキツそうな顔を八郎はしているのでしょうか?

モニターにはおそらく、先の病院の検査したデータが転送されているのでしょう。
他の3名の医師は、そのモニターを見ながらヒソヒソと話を続けています。

      

主治医「八郎さん、キついと思いますけどね、しっかり検査しないと手が打てないんで、今から検査をします」

八郎「はい」

主治医「前の病院と同じ検査もあるかもしれませんが、我慢して受けてくださいね」

八郎「わかりました」

主治医「(看護士に向かって)さっきの内容で検査にまわして、結果は至急で」

看護士「わかりました、八郎さーん、血液検査からはじめますねー」

     

時刻は17時30分過ぎ。
これから、人生で初めての、長くて辛い夜が始まろうとしてました。
(次回へ続く)

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