どうも!八郎です!!
重度の高血圧の放置により
心不全と診断され、緊急入院する八郎。
心臓の負担を減らすため
1日250ccの取水制限を敷かれます。
しかし、折からの熱発もあり
のどの渇きはピークを越える状況に。
1日250ccの水分では足りないと判断した八郎は。
悪知恵を働かせて、解熱でもらった氷枕を開封し、
中の氷を食べようと画策します。
しかし、その氷を口に含むと、
あまりの不味さに口から吐き出してしまいます。
ひょっとしたら
「飲用禁止」
の水ではないか?
と疑う八郎。
しかし、のどの渇きはピークに達しています。
この氷、飲むのか?それともあきらめるのか?
それでは、続きをどうぞ!!
覚悟
![](https://i2.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/08/soldier-60762_1920.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
「飲用禁止」
S.A.やショッピングモールのトイレに貼ってあるそのステッカーを思い出し。
この氷枕の水は、よもやこれなのでは!?
と言う疑念が頭を掠めます。
そうと思うと同時に。
口の中やベッドの上が、
急にトイレ臭くなった気がします。
。。。実際にそんなわけ絶対に無いんですが。
思い込みとは恐ろしいものです。
しかし、それ以上に。
のどの渇きはもはや限界を超え。
乾きに乾いた、のどの粘膜と粘膜が今にもくっつきそうで。
むせ返しそうになります。
トイレ臭い水を飲むか、あきらめてのどの乾きに耐え忍ぶのか。
いよいよ覚悟を決めないといけないようです。
目の前にある、得体の知れないリスクの塊である、
トイレ臭い水を敢えて口にするのか。
それとも。
死にそうになりながら
のどの渇きを後20時間以上我慢するのか。
のどごし
![](https://i1.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/08/gerrie-van-der-walt-2uSnxq3M4GE-unsplash.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
目の前ににんじんをぶら下げられて。
我慢できる人間なら。
八郎の体重は、人より重いわけがありません。
据え膳、上げ膳、我慢ならぬ!
結局、トイレ水かも知れない、得体の知れない
飲用禁止「かもしれない」水を
改めて口にする覚悟を決めます。
しかし、この不味さ、どうにかならないものか。。。
そう考えた挙句、考え付いたのが。
「のどごし」
ビールは喉で飲む、なんていう人もいますが。
ビールは、舌で転がすのではなく
一気に喉に流し込む人も多いのでは無いでしょうか?
そのやり方です。
簡単に言えば、舌や口腔内をスキップして。
いきなりのど元にジャンプする飲み方。
覚悟を決めて。
ビールを飲むつもりで
喉で溶けて小さくなった氷を飲みます。
八郎「。。。ウエッ、ゲホッゲホッゲホッ」
どうしてもトイレの匂いが(しているような気がして)たまらなくきついんですが、
咽つつも、何とか胃に流し込みます。
。。。それでも、これでのどの渇きが少し癒されました。
そして、これをのどが渇いては口に含み、
喉が渇いては口に含みを、
繰り返して、いよいよ枕の氷が尽きたのが、夜中の1時。
何食わぬ顔で、ナースコールを押します。
回避
![](https://i0.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/08/franck-v-0La7MwJhSyo-unsplash.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
看護士「どうされましたかー?」
八郎「あ、いや、なんかシーツが濡れててですね。。。」
氷枕の残り水は敢えて全部こぼして、
今、ある程度濡れたように再工作し。
看護士を呼びます。
看護士「えっ?あっ?氷枕が緩んでたのかな、ゴメンナサイ」
八郎「いえいえ(シメシメ)」
そう言って氷枕を救い上げた看護士が、
看護士「えっ?全部水が抜けたんですか?」
といぶかしがりながら聞いて来たので
八郎「あ、いやー、ちょ、ちょっと今起きたんでですね、よくわからないです」
看護士「。。。そうですか、とりあえず取り替えますね、シーツは大丈夫ですか?」
八郎「はい、シーツは濡れているほうが気持ちよいので大丈夫です」
という意味不明な返事で何とか切り抜け。
無事新しい氷枕をゲット!
夜中は喉が渇いては、氷をむさぼるを繰り返し。
地獄のような長い夜を。
トイレ臭い氷をなめながら。
喉の渇きを回避しつつ。
朝を待つのでありました。
(次回へ続く)
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