どうも!八郎です!!
重度の高血圧の放置により
心不全と診断され、緊急入院する八郎。
心臓の負担を減らすため
1日250ccの取水制限を敷かれます。
しかし、折からの熱発もあり
のどの渇きはピークを越える状況に。
1日250ccの水分では足りないと判断した八郎は。
悪知恵を働かせて、解熱でもらった氷枕を開封し、
中の氷を食べようと画策します。
果たして、その目論見はうまくいくのか?
それでは、続きをどうぞ!!
えっ?
![](https://i1.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2020/08/becca-_r6w0R6SueQ-unsplash.jpg?resize=728%2C541&ssl=1)
今度こそ。。。
八郎が、氷枕の中に手を突っ込むさまは、
熊がハチミツのつぼに手を突っ込む様に似ていたかもしれません。
氷枕の中に手を突っ込みます。
生まれて始めての経験で、
恐らくもう二度と、することは無い経験でしょう。
中の氷は。
家庭用冷蔵庫の製氷皿で作った氷と
ほぼ同じ大きさだったかもしれません。
しかし、熱などで微妙に解けてしまい。
手のひらに5-6個は収まる大きさになっています。
漸く、ようやく水分を補給できる。
のどの渇きも最高潮に達し。
手のひらに2-3個の氷を
一気に口に頬張り込みます。。。
次の瞬間、
冷たい氷と、口腔内でそれが微妙に溶けた冷水が、
絶妙のハーモニーを奏でながら、
口を、のどを、そして五臓六腑を、
最後に身体全体を潤してくれます。。。
こうして、八郎は、のどの渇きから解放されたのです。。。
。
。。
。。。
というシナリオを描いていました。
しかし、その氷を口に含んだ瞬間!
今までに、水や氷を口にして
経験したことの無い味覚にとらわれます。
八郎「ブーッ ゲホッゲホッゲホッ」
反射的に氷を吐き出してしまいます。
違和感
![](https://i0.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2019/11/portrait-119851_1920.jpg?resize=728%2C483&ssl=1)
八郎『なんなんだ、この味、と言うか、感覚、というか。。。』
水を口に含んで、初めての感覚です。
今まで、塩素のきつい水道水を飲んだことはあります。
ヨーロッパでは、水道水は飲むな、と忠告を受けていたのに、
外に出て買いに行くのが面倒で、
フランスのホテルでごくごく水道水を飲んでいたら、
2日間高熱にうなされたこともあります。(←よい子は真似しない様に、本当に苦しかったです)
そのときも、こんな違和感は感じませんでした。
しかし、今回口に含んで舌で水を転がしたときの違和感は。
これまでの経験には無いものでした。
とてもまずくて、思わず吐き出さずにはいられない。。。
身体が反射的にその指令を出した感じです。
思わず咽てしまい、看護士が来ないか
という不安がぬぐえず、
慌ててその場を隠して、寝たふりをします。
。。。しかし、看護士が来る気配はありません。
どうやら、単発咳き込むくらいでは来ないようです。
改めて、氷を1個、氷枕から取り出し、
1個口に含み、舌の上で転がしてみます。
八郎『。。。圧倒的にマズイ。。。』
およそ日本の水と思えない不味さ。
不味いというよりは、身体が直感で
「危険じゃね?それ」
と告げるような危うさがあります。
これは。。。本当に飲めるのだろうか?
飲用不可
![](https://i0.wp.com/eightblog-diet.com/wp-content/uploads/2019/11/andrea-bertozzini-vPiHwKaJaKs-unsplash.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
その時、はたと思い出します。
。。。高速のS.A.やショッピングモールにトイレに貼られているステッカーの事を。
このシールですね。
S.A.で初見で抱いた感想。
八郎「ここのトイレの水なんか誰も飲まねーよっ!」
なんて思っていたんですが。
運命は巡り巡って。
今まさに八郎が口にしている水は。。。
このステッカーが貼られている所に流れている水なのではっ!?
そうひらめいた訳です。
真意の程は定かではありませんが。
そんな気がしました。
そんな気がすると
いきなり後味がトイレくさく感じるようになってしまいます。
。。。人間の心理は、五感に必ず多大なる影響を与えます。
目隠しして、見えない状態で
「今からこの箱の中の物をさわって当ててみて。ちなみに生き物だよ」
とウソをついて、中にたわしを入れておいたら。
10人中9人はたわしと気づかないでしょう。
もちろん、先入観を植え付ける印象操作をしていますが。
それくらい、心理状態は五感に影響を与えるはずです。
今まさに、八郎の五感に
「トイレの水、トイレの水、TOILETの水。。。」
と脳が全身全霊で指令を送り続けている最中です。
どうやっても、氷枕の中の水は「トイレの水」という認識なんです。。。
(次回へ続く)
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