願掛け ―不摂生がもとで死にかけた話(17)―

どうも!八郎です!!

               

八郎の両親は病状説明のために病院に呼び出され
八郎の彼女(現嫁)は入院の準備のために病院に呼び出され。
奇しくも、この2組が病院の待合室で
初めて顔を合わせることになります。

            

その後、八郎の病状が主治医から説明。
「今夜が峠」だの
「ペースメーカーが必要かもしれない」だの
衝撃の事実を知らされ
動揺し意気消沈する3名。

           

母の申し出で、八郎との短時間の面会が許可され
3名は待合室で、面会の時を待ちます。

            

それでは、続きをどうぞ!   

禁煙

待合室は重苦しい空気が支配しています。

   
「心臓はいつ止まってもおかしくない」
✅「今夜が峠」
✅「もし助かってもペースメーカーが必要かもしれない」

次々明かされる厳しい現実に
気持ちは、たくさん詰まったおもちゃ箱がひっくり返った状態。
散らかって、全く片付く気配がありません。

           

3人とも、かける声もなく
待合室で下を向き
呆然と時を過ごします。

           

ついさっきまで、冗談を交えながら話していたアイツが。
今は、死と隣り合わせの状態で懸命に戦っている。。。
全く実感がわかないし。
未だに信じられません。

           

気が付いたら

   

八郎「よっ、お待たせっ!」

    

と言って病室から出てきそうな気がします。
実は、ドッキリなんじゃないだろうか?
そんな「願望」を考えてしまうくらい
気持ちがどうかあります。

          

そんな、重苦しい空気を、父が破ります。

    

父「よし、決めた」

母「何を決めたんですか?」

彼女「。。。」

父「俺は。。。今から禁煙する」

母「まあ。。。」

彼女「。。。」    

願掛け

父は願掛けをする腹づもりなのでしょう。
因みに父は40年以上のたばこ人生で。
禁煙したことは1度もありません。

                       

八郎や八郎妹が、母のお腹の中にいても。
スパスパやっていたようです。
朝起きたら、必ずたばこに火をつけるのが日課の。
いわゆる「ヘビースモーカー」です。

             

その、ヘビースモーカーがタバコをやめようとしています。
それくらいの気持ち、願掛けにでもすがらないと、息子は。。。
という気持ちの表れだったのだと思います。

    

母「お父さん、出来ますか?無理しなくていいんですよ」

父「。。。それで八郎が助かるなら安いもんだ」

    

まあ、タバコをやめれば八郎が助かる。
というロジックは成り立つわけがないんですが。
そういうふうに思い込まないとやってられなかった。。。
という当時の気持ちを後に述懐してもらいました。。。

準備

母「。。。お父さんも、こうして決意してくれているし」

彼女「。。。」

母「きっと、八郎は助かりますよ、大丈夫です」

彼女「。。。はい、そうですよね」

父「。。。」

    

初めてお会いして。
八郎の父母の事は何も知らなかったんですが。
でも、なにかこう、温かいというか。
心強い何かを感じることが出来て。
こういうお義父さんお義母さんだといいなあ。。。
と、その時彼女は思ったそうです。

    

看護士「八郎さまのご家族さま」

看護士「面会の準備が出来ましたので、こちらへお願いします」

   

どうやら面会の準備は整ったようです。
しかし、我々は病室に案内されることなく。
別室に通されることになります。

            

どうやら、HCUの面会は。
普通に面会できる、わけではないようです。。。
(次回へ続く)

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