どうも!八郎です!!(@eightblog_hachi)
嫁の入院から約2週間が経過した週末。
八郎家(=長女・次女・三女・八郎)で
嫁の見舞いに大学病院を訪れます。
そこには、疲れ切った嫁の姿が。
当然、術後の痛みなどでゆっくり眠れないという
現象も起きてはいるんですが。
どうやらゆっくり眠れないのは
手術のせいではなく、
同部屋の患者の嫌がらせ
が大きな理由、と言うのが前前々回の話。
そして、色々な意味で想像をはるかに超越する
嫌がらせの内容が前々回のお話。
そんな嫁を救出すべく、看護士への相談や、
部屋を替わる事を進めるも
Aさんの報復を怖がって、
残り2週間を我慢することを選択しようとしている嫁。
と言うのが前回までのお話です。
嫁の選択を尊重し、一度は病室を離れる八郎家。
しかし、これで嫁が救われる訳がありません。
果たして、八郎家の取った行動とは?
それでは、続きをどうぞ!!
このまま帰れるわけがない!
エレベーター「ピーン♪」
10階から1階に降下したエレベーター。
そこから砂を噛むような表情で降りてくる
八郎家の面々(嫁を除く)。
全員が踊り場に出た後、足が止まります。
そして、長女が言います。
長女「父さん、これで良いと思う?」
そう言うとジッと八郎の顔を見る長女。
次女も三女も八郎の顔を覗き込みます。
当然、八郎もこのまま帰るつもりは毛頭ありません。
母を想う、三姉妹の気持ちに応えないと
父親としての機能を果たしていない事になります。
八郎「いや。。。帰るつもりはないよ」
次女「。。。どうするの?」
八郎「当然、看護士に談判する」
三女「えっ?お母さん、『言わないでって』言ってたよ」
八郎「いや、嫁ちゃんは『あの部屋』から引きはがさないといけない」
長女「私もそう思う」
八郎「嫁ちゃんは完全にAを恐れているから」
八郎「存在そのものを遠ざけないと、正常な判断ができなくなってる」
次女「そうだよねえ、絶対部屋を替わるべきなのに『我慢する』と言う判断が普通じゃないよ」
八郎「いじめを受けてる子が報復を恐れて周囲に被害を訴えずに我慢することはよくある事だ」
八郎「嫁ちゃんは今その状態だ、だからまずは引きはがさないと」
長女「そうそう、部屋を替われば、そうそう嫌がらせは出来なくなるから」
長女「部屋を替えてもらうよう、父さんその風貌を活かしてナースステーションで脅してきてよ」
八郎「。。。そういう読者が勘違いするような事は言うなよ。。。」
ナースステーションにカチコミ(◀おいおい…)
1度は1階に降り立った4人も、
そうと決まれば行動は早い。
また上のボタンを押し、今降りるのに使ったエレベーターに再度乗り込み、
目指すは10階、ナースステーション。
嫁の病室の現状の報告と、部屋替えの直訴です。
エレベーター「ピーン♪」
再び10階へ降り立つ4名。
八郎▶長女▶次女▶三女のドラクエⅢよろしく
4人パーティ隊列で、目指すはナースステーションです。
日曜日のナースステーションはいつもより人も少なく、
少数精鋭で看護士が一生懸命に働いています。
八郎も、怒鳴り込む勢いの殺気を振りまいて、
睨みつけながらナースステーションに躍り込みますが
残念ながら誰もこちらを振り向いてくれません(笑)
八郎「。。。」
長女・次女・三女「。。。」
いかん!このままでは、そもそも無い父の威厳が、
本当に失墜して帰りの車で何を言われるかわかったもんではない。。。
ここは腹を括り、すうーっと息を吸い込みます。
八郎「あのおぅ!」
看護士「!!!」
恐らくナースステーションの端にいても聞こえる程の大声で声掛けをすると
一番近くにいた看護士が、パソコン入力の手を停めてコチラに近寄ってきます。
看護士「はい?」
八郎「10〇×号室に入院している、八郎 嫁の身内の者ですけど」
看護士「あ、お見舞いですか?病室の場所はですねぇ。。。」
八郎「いえ、お見舞いではなく、言いたいことがありまして」
看護士「言いたい、こと。。。ですか?」
そう言うと、この看護士。
明らかに嫌な顔をしました。
クレーマーと思われたのかもしれません。
しかし、この案件、クレームを入れない訳にはいかないのです。
今さっき、嫁から聞いた嫌がらせや迷惑行為の数々を
事細かに説明、部屋の移動を頼み込みます。
面倒そうな対応をする看護士
しかし、この看護士。
明らかに俺の話をまともに聞こうとしません。
相槌も終始適当。
看護士「はいー、はいー、あーそうなんですねぇー、はいー、はいー。。。」
まさかのハズレ看護士に物申してしまいました。
この看護士がちゃんと問題を顕在化して、
しかるべき人に報告してくれるのか、
その可能性は非常に低いように感じます。
八郎「だからお願いです、部屋を替えてください!」
看護士「はーいわかりましたー。担当の者と責任者に引き継いでおきまーす」
八郎「」
長女「(# ゚Д゚)」
たまーに、語尾を伸ばして話す、常識の無い人に当たる事があるんですが
この看護士がまさにそれ。
話は適当に受け流し、語尾はイラつかせるかのように伸ばす喋り方に
辟易してしまいます。
しかし、この人にしゃべらないと、
嫁は前に進めません。
結局「部屋移動の話」は3回やってから、
しぶしぶクレームを取り下げる八郎。
しかし看護士は
看護士「伝えときますね~♪」
と軽くあしらうかのような対応しかしてくれませんでした。
一応、牽制のために対応してくれた看護士の名前を聞きましたが。。。
対応してくれる可能性は低そうです。
―帰りの車の中―
八郎「長女、どう思う?」
長女「うーん、あの看護士がダメかも。。。」
八郎「やっぱり?」
長女「うん。。。とても人の話を聞いている風には見えなかった」
そうか、彼女らにもそうとしか映っていないようです。
これは話す相手を間違えたかな。。。
もし明日以降も部屋が替わらない場合は。。。
電話で再度クレームを入れるしかないな
そう心に決める八郎でした。
意外な決着
しかし、この問題。
意外な形で決着を見ます。
ナースステーションにカチこんだ翌日。
嫁からLINEが。
嫁『部屋を移動してもらったよ、ありがとう♪』
なんと翌日に部屋を移動してもらえたのです。
いい加減そうに聞いていたあの看護士は
ちゃんとしかるべき人に申し送りしてくれていたのでした。
その後、部屋を替わった後も、
Aさんは執念で嫁の病室を探し当てます。
しかし、病室を探し当てられたところで、
嫌がらせは同部屋の時に比べれば限られます。
しかも、嫌がらせが続くようなら報告してください、
と言うお墨付きをもらい、
部屋を移動した当初は、看護士の巡回も多くなり、
当初は遠征してきていたAも、看護士の度重なる注意と
遠征してもさしたる嫌がらせも出来ず、
徐々に足が遠のく結果に。
こうして、嫁のいやがらせ問題は終結したのでありました。
(次回へ続く)
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